

資産形成を始めたいけど、いきなり投資をして大丈夫なの?
こんな不安を抱えている方、多いのではないでしょうか。
実は、投資の前に必ずやるべきことがあります。それが生活防衛資金の確保です。
僕自身、最初にこれをやらずに投資に走り、値動きに振り回されて不安で眠れない日もありました。
しかし、生活防衛資金を1年分しっかり貯めてからは、精神的な余裕がまったく違うことを実感しました。
この記事では、
生活防衛資金とは何か?
どのくらいの金額を確保すべきか?
実際に僕がどうやって貯めたか?
余剰資金を投資に回す具体的な方法
について、体験談を交えながら分かりやすく解説します。
この記事を読み終えれば、安心して資産形成を加速できるステップが明確になりますよ。
生活防衛資金とは?
定義と役割
生活防衛資金とは、収入が途絶えたときでも生活を維持するための資金です。
“会社の倒産・リストラ・病気やケガによる休職”など、予期せぬトラブルで収入がゼロになる可能性があります。
この資金があるかどうかで、人生の安心感がまったく変わります。
生活防衛資金はいくら必要?
一般的な目安
多くの専門家やFP(ファイナンシャルプランナー)は、生活費の3〜6か月分を目安にしています。
転職にかかる期間も平均で3〜6か月程度といわれているため、理にかなっています。
僕のおすすめは”生活費の1年分”
ただ、僕はかなり慎重派。半年では不安を感じたので、生活費の1年分を貯めています。
実際に1年分を貯めてみると、
• ”何かあっても1年は大丈夫”という心理的な安心感
• 余ったお金を全額投資に回せる強い気持ち
• 投資に対する焦りがなくなり、長期視点で構えられる
というメリットを実感しました。
👉 精神的に余裕があると投資のリターンも安定します。
生活防衛資金の貯め方
ステップ① 毎月の生活費を把握
まずは、家計簿アプリやExcelなどで”1か月の生活費”を計算しましょう。
ここに含めるのは、家賃・食費・水道光熱費・通信費・保険料などの必須支出です。
ステップ② 貯蓄用口座を分ける
生活防衛資金は、投資資金と絶対に混ぜないようにしてください。
別口座に移し替えることで”このお金は使えない”と意識でき、守りやすくなります。
ステップ③ 自動積立で貯める
給料日に”生活防衛資金用口座”に自動振替するのがベスト。
僕は毎月5万円ずつ積み立て、約3年で生活費1年分の資金を貯めました。
生活防衛資金を確保したあとは?
余剰資金を投資に回す
生活防衛資金を確保できたら、次は 一定の余剰資金を持ちつつ投資を始めましょう。
僕の場合は、15万円を一定の余剰資金として確保しています。
• 急な出費(冠婚葬祭・家電の故障など)や趣味の出費にも対応できる
• 確保している余剰資金を使用した場合は、毎月の給料日に補填する(15万円になるように)
• それ以上はすべて投資に回す
というサイクルを作れたことで、資産形成が一気に加速しました。
実際の投資先
僕は余剰資金を除いた分を、NISA口座で全世界株式インデックス(eMAXIS Slim 全世界株式)に投資しています。


定期的な見直しも大切
生活防衛資金は一度作れば終わりではありません。
• ライフスタイルの変化(結婚・子育て・住宅購入など)
• インフレや税制の変化
によって必要額は変わります。年に1回は見直す習慣をつけましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 生活防衛資金はどこに置いておくのがベストですか?
A. 基本はすぐに引き出せる”普通預金”がおすすめです。
株や投資信託などに回してしまうと、必要時に資金が目減りしている可能性があるのでNG。ネット銀行の高金利普通預金や、利便性の高い銀行口座を活用すると安心です。
Q2. クレジットカードや保険があるから生活防衛資金は少なくても大丈夫?
A. クレカや保険は支払いの繰延べや限定的な保障にすぎません。
現金が手元にある安心感は代えがたいものです。最低でも生活費3〜6か月分は現金で確保しておくのが理想です。
Q3. 生活防衛資金を貯めながら投資も並行してやるべき?
A. 投資を始めたい気持ちは分かりますが、まずは生活防衛資金を優先するのがおすすめです。
僕自身は”投資をしながら少しずつ防衛資金を貯める”やり方をしていましたが、暴落が来ると不安で落ち着きませんでした。生活防衛資金を確保してからの方が、余裕を持って投資に向き合えるのではないでしょうか。
Q4. 生活防衛資金も投資に回していい?
A. いいえ。常に一定額は残すのが基本です。
例えば”生活費1年分+余剰資金15万円”を残し、それ以上は投資に回す、といったように自分なりのルールを作るのが安心です。万一の出費にも対応できるため、投資資金を取り崩すリスクが減ります。
まとめ
• 生活防衛資金とは、収入が途絶えたときの安心を守る資金
• 目安は生活費の3〜6か月分、僕は安心のため1年分を確保
• 貯め方は”生活費の把握 → 別口座で管理 → 自動積立”
• 生活防衛資金の確保後は、余剰資金を残して投資に回し、資産形成を加速
• 定期的な見直しで時代や生活に合った額を維持
”まずは守り、その後に攻める” これが資産形成の王道です。
生活防衛資金を準備していない方は、ぜひ今日から取り組んでみてくださいね。
※本記事は筆者の私見や体験に基づく参考情報です。将来の成果を保証するものではなく、内容の利用はご自身の判断と責任でお願いいたします。