【体験談】FX・暗号資産・個別株を経て僕がオルカンに落ち着いた理由

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【体験談】FX・暗号資産・個別株から撤退し、オルカン(全世界株式)に乗り換えた理由を解説する記事用。黒板にFXとBTCへ×印、ALL COUNTRYのメモとローソク足が描かれたイメージ画像。

2019年、周りに投資をしている人はほとんどいない時期に、「つみたてNISA」のCMをきっかけに投資を始めました。

当時は情報も少なく、手数料の高い投資信託・タコ足高配当株・短期売買・FX・暗号資産…と、失敗の連続。

それでも少額で続けたことで致命傷は避けられ、**再現性のある投資=インデックスの長期・積立・分散**にたどり着きました。

この記事では、成功と失敗を包み隠さず共有します。

これから始める人が遠回りしないために、新NISAの活用ポイントも簡潔にまとめました。 

目次

2019年投資スタート時の状況と最初のつまずき

当時は「投資=危ない」の空気感

• 2019年当時、職場や家族など周囲には投資経験者は少数派。「危ないからやめておけ」と言われることも。

• 情報源は主に本屋。何冊も読むが、何が資産形成に効くのかが掴みにくい。

失敗のパターン(でも少額が救ってくれた)

• 証券会社の手数料が高い商品を“おすすめ”のまま買う

リスクを取らなすぎる商品で資産が増えない

• 高配当=安心と勘違いし、タコ足配当(利益ではなく元本を取り崩して配当金を出す)銘柄に手を出し資産を減らす

短期売買を繰り返して消耗

教訓:投資初期は必ず失敗するので“少額で試す”が命綱です。

コロナショックで学んだ「売らない力」

・2020年の大暴落で含み損になっても、全世界株式は“長期で持つ”と決めて売らなかったことで大幅な資産増に。

・企業型確定拠出年金にあった現金を外国株式インデックスへスイッチできたことで、現在は2倍程度の資産増に。

教訓:暴落は“売る理由”ではなく、“体制を見直す機会”として利用するべきだと学びました。

僕が試した3つの投資と結論

暗号資産(アルトコイン中心)は70万円の損失

アルトコイン=ビットコイン以外の暗号資産の総称。話題性が高く値動きは大きいが、プロジェクト存続・流動性・価格形成が不透明になりがち。

• 1年ほど追った結論:アルトコインは“作った側が儲かる”構図に寄りがちで手を引いた。

税制面(2025年8月時点)も個人には厳しめで、原則「雑所得(総合課税)」申告分離課税ではないため、給与等と合算され累進税率がかかる。僕は将来の税制が申告分離になってから、投資総額の5%以内で積立するのが健全と判断。 

補足:ビットコインは“デジタルゴールド”的な位置づけで関心は残しています。ただし税制とボラティリティを踏まえ、あくまでサテライトで少額に留める方針。

個別株のキャピタルゲイン狙いは“再現性がない”と判断

キャピタルゲイン=資産を売却して得る値上がり益

• ネットや本で“推奨株”を追い、短期売買で利幅を取りに行く→結果は安定せず。

銘柄選定・決算読み・需給・地合いの総合格闘技。片手間で継続的に勝つのはハードルが高いと痛感。

補足:高配当株は“基準を設ければ”再現性を持たせやすいと学び、サテライトでの採用余地あり。

FXは「手法よりメンタル」で躓く

• ドル円、ポンド円に絞り、過去検証100本単位で統計的に優位性のある手法を作成。

• それでも本番では恐怖・欲でルール破り→一撃で利益蒸発を何度も体験。

専業レベルの時間とメンタル管理がないと、安定的な再現性は難しい。

それでも続けられた“1本の軸”=全世界株式インデックス

なぜ「全世界株式×積立」なのか

• 世界全体に分散し、勝ち組の国・企業が入れ替わっても指数が入れ替えてくれる

• 積立による時間分散×15年以上の長期で、暴落も“時間が解決しやすい”

• 手数料が低く、手間も少ないから継続しやすい=再現性が高い

僕が選んだのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」

信託報酬:年0.05775%(税込)。つみたて投資枠/成長投資枠どちらも対応。ベンチマークはMSCI ACWI(配当込み、円換算)低コストで世界に一括分散できる点が魅力。  

MSCI ACWI先進国23カ国+新興国24カ国=計47ヵ国の大型株と中型株で構成される。世界の株式市場の時価総額の約85%をカバーする代表的な指数。米国比率が高いが、世界の変化に合わせて構成が自動更新される。 

重要:コストは長期では“複利の逆回転”になります。信託報酬は0.1%単位でも効いてくるので、超低コスト×純資産の大きいインデックスを選ぶのが基本戦略です。

商品の特徴や最新情報は eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)公式サイト をご確認ください。

新NISAの使い方(僕の結論)

• 2024年からの新NISAは、年間360万円(つみたて枠120万+成長枠240万)/生涯1,800万円(うち成長枠上限1,200万円)非課税・無期限・再利用可で、長期投資に最適。 

基本方針

コア:オルカンを毎月の自動積立(NISA口座つみたて投資枠)を継続

サテライト:市場全体の暴落時に高配当株(特定口座源泉徴収あり)を購入

• ビットコインは税制を見て総資産の5%以内で積立を検討(現状は様子見) 

今からでも遅くない:最適な底値は誰にもわかりません。“市場にいる時間”を増やすため、まずは証券口座開設→毎月積立の仕組み化が先決です。

これから始める人へのチェックリスト

初手の3ステップ

1. 証券口座を開設(本人確認→NISA口座の開設)

2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に毎月積立を設定(NISA口座つみたて投資枠)

3. 1年は“何もしない練習”:暴落が来ても売らない経験を

失敗回避のルール(僕の教訓)

高コスト商品は買わない

“高配当株”の中身を必ず確認(配当原資・財務・減配リスク)

• 株式、FX、暗号資産などの短期売買は“やらない”

SNSの推奨銘柄は鵜呑みにしない

生活防衛資金(半年〜1年分)を先に確保

まとめ

投資の再現性は“仕組み”で作る全世界株式×長期×積立

コストは未来のリターン:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は**信託報酬0.05775%**と超低コスト 

新NISAは強力年360万/生涯1,800万の非課税枠コア投資で粛々と埋める 

• サテライト投資は市場全体の暴落時に高配当株を仕込む(ルールと比率を決めて)

遠回りしてきた僕だからこそ断言できます。最短ルート=コアは全世界株式(オルカン)です。サテライトに回す余裕がなくても、コアだけでも資産形成は十分可能です。

今日から一歩踏み出せば、未来のあなたの力強い味方になりますよ。

※本記事は筆者の私見や体験に基づく参考情報です。将来の成果を保証するものではなく、内容の利用はご自身の判断と責任でお願いいたします。

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